<< December 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 恋文の技術 | Main | 7月読書まとめ >>

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - | pookmark |
冒頭の息子殺しを疑われた女のふてぶてしいまでの態度の描写、
当然この子殺しが話の核になるのだと読み進めるが話は思いもよらない方向に展開していく。

視点が子殺しの女の隣に住む男女の男、尾崎俊介、事件を追う記者、そして過去の事件の回想。
次々にしかも絶妙なタイミングで変わり、ページを操る手が止まらない。

一気に読めてしまうのに、内容はとても重い。

記者が、息子と娘のいる仕事仲間に「もし息子がレイプ事件を起こしたらどう思います?」「じゃあ、娘だったら?」という(語句は正確じゃないかも)質問をしますが、その返事が何ともこの話の本質を突いています。

吉田修一は視点の切り替わりが上手いし、効果的で好きですが、本作は特にそれによって尾崎俊介の印象が変わってくるのが面白い。

ああ、これだから吉田修一やめられない。
| みもりが読んだ本 | 12:55 | comments(0) | - | pookmark |
| - | 12:55 | - | - | pookmark |
COMMENT
ADD YOUR COMMENT